愛犬日記:クレア日記                     diary



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「プロローグ ~クレアと出遭う1年前~」

『室内で飼うなら絶対ポメラニアン』と決めていました。

そもそも、私がポメが欲しいと思ったのは、何年か前にとあるペットショップで見た、1匹のポメがキッカケでした。 その子はチョコレート色のポメラニアンでした。 片手にすっぽり乗れるほど小さく、ふわふわのまん丸な毛の中から出ている細い手足に、小さな三角の耳。 キラキラとしたクリンクリンの黒目がちなつぶらな瞳。
私はもうそのコにクギヅケになりました。

勝手に『チョコ』という名前を付け、仕事に行く前や休みの日などにチョコのことを見に行くのがすごく楽しみでした。
「この子が欲しい!!」そう思いましたが、現金で買えるわけもなく…(トホホ)ローンで買おうか悩みに悩んで、チョコに逢いに行ってみると…」チョコはもういませんでした。
チョコが入っていたゲージは空っぽになっていました。『売れちゃったんだ…』 とっさにそう思いました。

そのときの残念な、さみしいような、心にぽかんと穴があいたような、なんともいえないせつないキモチといったら…。
でもそれがキッカケで『ただペットショップで見るだけで帰るだけだった私』が「次にチョコ以上に可愛いコを見つけた時は、その時は絶対に飼おう!!」と飼う決心がついたのです。

ここから、ポメ探しがが始まったのです。

「第1話 ~ポメ探し~」

『絶対にチョコよりもカワイイ子を見つけたらその時は飼おう!!』
そう心に決めた私のポメちゃん探しが始まりました。

彼氏(通称・俊坊)との休日のデートコースは、もっぱらペットショップめぐり。
タウンページなどで小さいペットショップまで調べて、とにかく運命のポメちゃんを探しまくる日々。 可愛いポメちゃん達は沢山いました。けど、何かこう、「この子だ!」という、ビビッとくるものが感じないというか・・・。そうこうしているうちに、軽く1年が過ぎてしまいました。(早っ!)

そんなある日、私と俊坊はいつものようにととやさんに遊びに行きました。店長さんがいつものようにコーヒーを出して迎えてくれました。(いつもごちそう様です) すると店長さんが「クリーム色のポメちゃんが生れてますよ」と・・・! まだその子はお母さんと一緒にいるのでまだととやさんにはいないということでしたが、今度写メールを送ってくれるとの事!!!
私はなんだか、まだ見てもいないのに、今度こそ運命のポメに出会えるような気持ちになった!(こーゆートコB型ですよね・・・)

それから何日かたって、店長さんから写メールが送られてきた。「カワイイ!!!」ただ私のケイタイの機種が当時古かったため写真が切れてしまっていて、ハッキリ見えなかったのだが『このコに会ってみたい!!!』そう思った。

すると、ととやさんにそのポメちゃんを連れてきて見せてくれるとの事! 私はその日が来るのを心待ちにした。仕事帰りに、俊坊とととやさんに直行、 当時の従業員の丸山さんが、お店の奥から大きなダンボールを持ってきた。

私は胸がドキドキした。あの中に、探し求めていた子がいるのだろうか...。
丸山さんがダンボールの中を見せた。私の中の時間が一瞬止まった。身体が固まった。
そのダンボールの中を見た私は・・・そしてダンボールの中のポメちゃんははたして探し求めていた運命のコだったのか!?!?次週に続く!!(笑)

「第2話 『このコに決めた!』の巻」

私はドキドキしながらダンボールの中をのぞきこんだ。
すると中から「キャン!」という元気のいい鳴き声が聞こえたと同時に、アーモンド型のキラキラとした大きな瞳と目が合った瞬間…私の体に衝撃が走った!

『このコだ!!』そのポメを見てすぐにそう思った。
「このこにします!!!」全然、迷いはなかった。
キレイなクリーム色に、キラキラの大きなアーモンドのようなおめめ!まるで、小さなわたあめに、顔と手足が付いているようで、なんともあいくるしい!
そのポメちゃんを見て3秒で私はそのコのトリコになってしまった。このコと出逢うために私はこの1年間、誰も飼わずに探し続けていたんだなぁとしみじみ思いました。
この時が、何十頭ものポメの中からクレアと出逢った瞬間でした。その日から受け渡しの日まで私はもうウキウキでした。

飼ったらこんな服を着せたい、海に散歩に行きたい、一緒にお花見や一緒にゆかたを着て花火大会にも行きたい、ともう妄想は膨らむばかり。
『ペロの飼育日記』を見てしつけの参考にしようと、何度も読み返しては,1人でニヤついていました。(カンペキに怪しい人です。)
そしていよいよ待ちに待った受け渡しの日!!!ゲージやサークル、犬用の暖房、ヒョウ柄のベッドなど犬具一式をととやさんで購入!!店長さんや丸山さんからしつけの仕方やエサの分量など、くわしい説明がありました。

すると、店長さんから一言。「しばらくは仔犬を無視して生活して下さい」・・・・・・・・エッ!?!?(゜▽ ゜;)

私は最初、意味が分からず目の前がまっ白!聞いてみると、最初にあんまり抱っこされたりかまわれたりすると、自分がこの家で1番だと思い込み、ワガママ犬になってしまうという事…この子がイイ子に育つなら仕方ない、と無視する決心を付けましたが…ウチは9人の大家族。みんなに話して、協力してもらわないと!!と思い、ととやさんで買ったキャリーバックにポメちゃんを入れ、大事に抱えながら帰宅。

茶の間にちょうど父と母がいたので、ととやの店長さんから聞いた事を、両親に伝えました。
・家に来たばかりの日は、みんなでだっこしてたらい回ししたりせずゆっくり休ませる事。
・当分は、目を合わせたりしない、鳴いても無視!!
・ウンチをした時も、ポメちゃんをダンボールに移すなどして、事務的に、ということ。
・ 完全にワクチンが終わるまでは、ポメちゃんにさわるときは、手を洗って、清潔になどなどなど。

特に『無視すること』のところは強く言いました。両親達は、「へーそうなんだ。」と聞いたあと、「うん、わかったわかった。」とうなずいた。
『ホントにわかっているのだろうか?』と思いつつも、私はポメちゃんのエサ作りに取りかかる。ドッグフードを熱湯でふやかし、ミルクの粉などを、分量どうりまぜる。


初めてなので勝手がわからず、もたついてると「ホーラワンちゃん!おいでおいで、バッグの中にずっと入れられて、かわいそうにー!!!わー!!ふわふわだこの子!カワイイ―!!!」…という母の声。ハイ、ウチの両親もやっぱりB型。
『やっぱりわかっちゃいなかったか…』茶の間にエサを持って戻ると、父も母もポメちゃんをキャリーバッグから出してだっこしていた。無視どころかかまい放題…。

無邪気にしっぽをふっているポメちゃんを見ながらこの環境で無視できるのか、ちゃんとしつけできるのか…急に不安になりながらもこうしてクレアとの生活がスタートしたのでしたとさ...。

「第3話 『命名クレア』の巻」

クレアと初夜を共にした(というとアヤシイですが)次の日の朝。
朝起きると・・・そこには壮絶な風景が・・・!!!

ポメちゃんのトイレの下にしいた新聞紙は粉々にかみちぎられ、トイレシートも粉々で、あたりには粉が舞っていた。

ポメちゃんの方を見ると前足でウンチをしっかりとふんづけている。「ハッ、ハッ、ハッ」と舌を出しながら、ポメちゃんは私の顔をじっと見つめている。(カワイイ☆)
『ハッ!!!無視しなきゃいけないんだった!!事務的に処理×2・・・』その日は朝から大仕事でした。
『そういえばペロの飼育日記にも、トイレシートをかみちぎるって書いてあったなー』と思い浮かべながら、事務的にウンコ処理。

『そういえば、名前ちゃんとそろそろ決めないとなぁ・・』そう思った私は、名前リストを作ってみた。
リストで考えたいくつかの名前をあげてみると・・・
『バニラ』『プリン』『ショコラ』『ピンキー』『クレア』『プー』『ティアラ』などなど。名前リストを見るとなんだか自分の好きな食べ物やショップの名前、キャラクターなどの名前ばかり。(この名前リストを見れば私の好みが一目瞭然です!!)
俊坊に「名前何がいいと思う?」と聞いたところ・・・出てきた名前が「銀次」と「文太」(-_-;)いい不良犬になりそうだったので、ちょっと保留。(というか、ソク却下)
その日、仕事を終えて家に帰ると、母が早速ポメちゃんと遊んでいました。(無視してって言ってるのに(゜▽ ゜;)

「クーちゃん、こっちおいで~」
そう、母は、アイフルのクーちゃんから取ったのかなんなのか、勝手に「クーちゃん」と呼んでいたのです。

名前リストを広げ、「ク」の付く名前を探した所、ありました。「ク」の付く名前が1つだけ。(ちなみに「くれあ」とは、私の大ファンの浜崎あゆみさんの犬から取った名前だったのですが)

こうして、悩んだわりにはアッサリ、名前が決まりました。
『命名クレア』!めでたしめでたし。

「第4話」

クレアのえさ作りや、ウンコ処理にも大分慣れてきた。
朝起きると、必ずクレアはおすわりをしながら、私のベッドのほうをじーっと見つめている。 まるで「ゆみちゃん、早く起きないかな」と待ってくれているようで、何とも可愛らしい。(飼い主の都合のいい解訳?イヤイヤ、そんなコトは…)が、やっぱりクレアの片足は、力強くウンコをふみしめているのだった…。

「クレア、おはよう!」朝一番にクレアにあいさつするのが私の日課になっていた。
私が仕事に行く前メイクをしている時もおすわりしながらこっちをじっと見ている。
時々首をかしげて不思議そうなカオをしている。
クレアは、部屋ではおとなしいが、私の部屋の外から足音がしたり不審者の気配 (不審者といっても、おばあちゃんです)がするとほえる。
ほえグセはないにしろ、ウンコをふんずけるのだけは何とかしたいものです…。

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